これからの宿屋の在り方
旅館考
平成の始めには14件あった収容人員
50名以下の宿で宿泊と食事を提供する
施設は、二軒になろうとしています。
収容人員が60名から120名の中規模の
宿は、10軒ありましたが今や一軒を残すのみ
やはり宿泊業は斜陽産業になりつつ
ありますね。コロナ化での国からの補助金
にて設備改修(客室に露店風呂)などなど
皆が力を入れて頑張っています。
しかしながら温泉宿の数が減ると温泉地と
してのなりあいや、お客様に於ける宿の
選択が大規模、中規模、小規模の中から
自由に選べる魅力も霞んでしまって稲取
温泉♨️に来ていただけるお客様が減少の
一歩を辿っています。
高級思考の大規模の宿ばかりでは、お客様の
様々なニーズに答えることが出来なくなり、
又、皆が高級志向に伴う費用対効果に
対しての金銭の支払いに納得出来るとは
限らないと思うに長い目で見るとこの地への
来訪者の減少に楔を打つこともできなくなり、
更に来訪者が減少していき観光地としての
悪循環のスパイラルに陥りそうです。
そのために国策でも有るインバウンド客の
誘致に力を入れて施設を改修し、満足度を
高めた宿が数多く存在していますがただ
日本人の宿泊者が訪れ無い寂れた魅力に
乏しい温泉地に海外から沢山の訪日客
インバウンドのお客様がお見えになる事も
無いのではとも思っています。
国内旅行、インバウンド誘客に対しても
魅力に溢れた観光地としてソフト面、
ハード面、様々な多様性を兼ね備える
地域にならないと温泉地として未来が
無いかもしれません。
訪れた多くのお客様が田舎ならではの
観光地としての佇まいに共感して
いただければお客様は増えていくと
思います。
また温泉地を謳うのに誰でも気軽に来て
入浴できる温泉銭湯が無いというのも
温泉地にとってマイナス。
派手な演出無しの公衆浴場法の定める
金額で入浴できる町場のありふれた銭湯に
存続の意義が有る様な気がします。
田舎町だから身の丈にあった銭湯が
有れば町の皆々、来訪者が喜びますね。
昔ながらの湯治場♨️ 「一般公衆浴場」の
400 円〜490円
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